豚肉にパン粉を付けてカラッと揚げる豚カツ。普段は、牛肉に勝るお肉はないくらいに牛肉に対する需要度は高いものです。ところがこと豚カツに関しては、牛肉が介在する余地すらありません。もちろん中には牛カツなる料理をふるまうお店もありますが、やはり豚カツの圧倒的な人気にはかないません。ここではそんな豚カツを使った料理をふるまうオススメの名店をご紹介いたします。
東京の豚カツのオススメ店
豚カツの激戦区・高田馬場のとん太
豚カツの激戦区ともいえる高田馬場でひときわ人気の高いお店がとん太です。このお店の大きな特徴といえば、やはり低温の油でじっくりと揚げる豚カツです。そしてお店の一番人気のメニューは、ロースかつ定食です。
白い地味なのれんの端っこにとん太と書かれただけの純和風なお店ですが、お店の中は常に満席状態なのでその人気ぶりをすぐに感じ取ることができます。おまけにお店の注意書きを見ると「一切れは何もつけずに、もう一切れは塩や黒コショー・ゴマなどでお楽しみ下さい」と記されています。それを見ただけでも、豚カツの味に対する店主のこだわりや自信を伺い知ることができます。
高田馬場駅から徒歩3分の成蔵(なりくら)
この店も高田馬場界隈では、とん太と人気を二分するくらいに人気の高いお店です。このお店では低温の油に15分程揚げた後、油から出してさらに余熱で芯まで熱を通すというこだわりがあります。そのためわずか1枚を仕上げるのに、20分もかかるといいます。まさに量より質という職人気質丸出しのこだわり様です。
そんなお店の大人気メニューは、霜降り高原豚の特製コースカツ定食です。さっぱりとした霜降り高原豚は、ボリュームがあってもくどい感じがしないので食べやすいのです。また霜降り高原豚シャ豚ブリアンかつ定食も大人気です。牛肉のシャトーブリアンを文字っているのですが、お肉本来の美味しさや柔らかさを満喫できます。
東京のカツ丼のオススメ店
渋谷のかつどん屋瑞兆(ずいちょう)
渋谷のセンター街を抜けた宇田川町のNHK放送センターの近くにあります。店内はカウンターのみです。そして料理メニューも、カツ丼とビールだけというこだわり様です。お客さんからすれば、それだけで二度と来るか!となってしまうでしょうね。
おまけにカツ丼の味に失敗すれば閉店もやむを得ないところですが、今やこのお店のカツ丼の味に魅了されたお客さん一押しのお店となっているのです。
創業が大正10年という老舗豚カツ屋・玉ろじ
老舗の多い新宿の中でも玉ろじは、豚カツではひときわ有名なお店です。おまけに通常の豚カツといえば、卵とまぶした豚カツがごはんの上にのせたものを言います。ところがこのお店の豚カツは一風変わっているのです。
何とどんぶりごはんの上にカレーがかけてあって、その上に豚カツがのせてあるのです。一般的には、こうしたメニューをカツカレーというのでしょうね。こうした風変りというか、店主のこだわりがお客さんを引き寄せるのかもしれませんね。従って、お店はいつもお客さんの行列です。そう簡単には、お目当てのものにありつくことができません。
名古屋の味噌カツのオススメ店
名古屋の味噌カツといえば「矢場とん」
名古屋のご当地グルメといえば、やはり味噌カツときしめんです。とりわけサクッと揚げた豚カツに、濃厚な味噌ダレをかけた味噌カツは一度食べたら忘れることができません。そんな名古屋名物の味噌カツといえば、矢場とんは真っ先に挙げられるお店なのです。
そのためお店は、いつもお客さんの行列です。このお店の一押しメニューは、わらじかつ定食で、豚カツの上にかけた味噌ダレがひときわ目を引きます。普通のカツ丼を食べている人からすると、見た目がクドそうですが実際の味はそんなにクドくありません。この矢場とんは、矢場町本店以外にも名古屋駅や栄にも支店があります。
庶民的で温かい雰囲気の「井筒」
地元の人に愛されているお店が、井筒です。このお店の一押しメニューは、味噌ロースかつ定食です。やはり豚カツの上には味噌ダレがかかっているのですが、甘すぎずあっさりとした味に仕上がっています。
定食についてくるみそ汁も赤みそ仕立てになっており、一見濃い味のように思えるのですが実際にはそうではありません。まるでふるさとの味を連想させてくれるかのような落ち着いた味わいです。お値段についてもお店の看板メニューながらも、1000円弱というリーズナブルな価格なのでオススメです。
まとめ
東京と名古屋の豚カツの名店をご紹介いたしました。今回ご紹介したお店以外にも数多くの人気店があります。ぜひとも、あなただけのお気に入りのお店を見つけてみてはいかがでしょうか。
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