お肉に含まれいる動物性タンパク質は、筋肉や血液・内臓を作っているといわれています。そのためお肉を食べることは、健康な体作りに直結するのです。美味しいお肉を食べると精神的に満足するだけでなく、体にも良いのです。まさに一石二鳥の効果が期待できるのですね。
また、体だけでなく、ホルモンバランスも整えてくれるといいます。ここではそんなお肉を食べることの重要性についてご紹介いたします。
生活習慣病にも効く!オレイン酸の効能
牛肉や豚肉に多く含まれているオレイン酸
牛肉や豚肉には、脂肪酸の一つでもあるオレイン酸が多く含まれています。お肉には、アミノ酸や貧血予防にも繋がるヘム鉄が含まれているのは有名です。そんなお肉にはオレイン酸も含まれており、血中コレステロールを適正に保つ働きがあるのです。
ちなみにそんなコレステロールには、悪玉と善玉とがあります。中でも悪玉コレステロールは、動脈硬化や心臓病・高血圧の原因となるのです。おまけにオレイン酸は、こうした善玉コレステロールを減らさずに悪玉コレステロールだけを減らしてくれるのです。
生活習慣病などを予防する効果のあるオレイン酸
オレイン酸には、酸化されにくいという特徴があります。体内で酸化が進むと活性酸素と結びついてDNAに損傷を加えたり、がんや動脈硬化・心疾患・脳疾患・糖尿病などの原因にもなりやすいのです。
その点オレイン酸は体内の酸化を抑制してくれるので、上述したようながんを始めとしたさまざまな生活習慣病を予防する効果が期待できるということになるのです。
お肉のアミノ酸が、身体を元気にしてくれる
肉に含まれているアミノ酸
牛肉を始めとして、豚肉や鶏肉などには20種類のアミノ酸からなるタンパク質が豊富に含まれています。このタンパク質の最小単位がアミノ酸です。こうしたアミノ酸の中でも、人間の体内で独自に作り出すことのできないアミノ酸は9種類あり必須アミノ酸と呼ばれています。
そんな20種類からなるアミノ酸をバランスよく含んでいるのが、お肉や魚などの動物性タンパク質です。例えば大豆などに含まれている植物性タンパク質は健康によいとよく言います。ところがアミノ酸をバランスよく含んでいるという点では、動物性タンパク質のほうが優れているのです。
20種類からなるアミノ酸によって臓器や血液が作られている
アミノ酸とは、タンパク質を合成する最小単位の成分と申しました。そんなアミノ酸は、自然界には数多く存在しているのです。中でも20種類のアミノ酸は、人間の臓器や血液・神経伝達物質・筋肉・骨・髪の毛などを作っているのです。
そのためお肉や魚に含まれている動物性タンパク質を摂取することで、人間の体そのものを作っているアミノ酸を取り込むことが可能となるのです。その代わり、お肉ばかりを食べてアミノ酸を過剰に摂取してしまうのも問題があります。万が一、必要以上のアミノ酸を摂取してしまうと、脂肪として合成されて体内に貯蔵されてしまうからです。要するに、脂肪太りの原因になるということです。
子供の成長とお肉
骨を伸ばす栄養素といえばお肉に含まれているタンパク質
骨を丈夫にしてくれる栄養素といえばカルシウムです。一方骨を伸ばす栄養素といえば、お肉や魚に含まれている動物性タンパク質なのです。従って筋肉や血液を作るだけでなく骨を伸ばしてくれるのです。
ちなみに骨を伸ばすというのは、身長が伸びるということを意味するのです。もちろんその他の栄養素も大切です。骨を強くして伸ばすためには、タンパク質以外にもカルシウムやマグネシウムが必要です。しかもカルシウムの体内への吸収率を高めてくれるのは、ビタミンDなのです。
子供の成長には欠かせない必須アミノ酸
お肉や魚に含まれている動物性タンパク質はアミノ酸バランスがよいと申しました。中でも体内で合成できず食物から摂取しないといけないのが必須アミノ酸です。この必須アミノ酸は、全部で9種類あります。
ところが子供の場合には、アルギニンという栄養素と9種類の必須アミノ酸が必要なのです。ということは子供にとっては、アルギニンを加えた10種類のアミノ酸が必須アミノ酸ということになります。中でもアルギニンは、成長ホルモンの分泌を高めたり成長を促進する働きがあるので大人以上に子供には必要なのです。そんなアルギニンを手軽に摂取しやすいのが、お肉や魚なのです。
まとめ
お肉に含まれている大切な栄養素についてご紹介しました。また育ちざかりの子供さんがいるお家においても、今回ご紹介したようにお肉から摂取できる動物性タンパク質はとても大切なのです。その代わり何度も申しますが、お肉ばかり食べるのも栄養分が偏ってしまうので注意が必要です。
お肉の栄養が分かったところで、お肉を美味しく食べる方法も見てみましょう >>カツを制覇!豚カツ、カツ丼、味噌カツを美味しく食べる方法