ワインを飲みながら洋食を食べるという光景はよく目にします。さらにもう少し突っ込んでいえば、肉料理には赤ワイン魚料理には白ワインが合うといいます。こうしたワインに限らず、料理に合うお酒というのは確かにあります。日本酒なら刺身やおでんがよく合います。
またビールの場合には、料理云々というよりも暑い夏の季節に飲むと最高です。ここではそんなお酒に合う料理の中でもお肉に絞ってご紹介いたします。
肉とビールを美味しく楽しむコツ
ビールの種類や味わいによるペアリング
ビールといっても発祥地によりいくつかの種類に分類され、味わいにも多少の差があります。例えば日本を代表するアサヒスーパードライやサッポロ黒ラベルなどは、ピルスナーと呼ばれる種類に分類されます。この種類のビールは、苦みが効いているのが大きな特徴です。
一方、程よい苦みや華やかな香りのするペールエールと呼ばれる種類のビールもあります。日本では、よなよなビールやプレミアムモルツ香エールなどです。こうしたビールの種類によって、合う肉料理も多少異なります。ピルスナー系であれば焼き鳥、ペールエール系であれば肉じゃがや親子丼などです。
ビールに合うお肉
上述したようにビールの種類によっても合う肉料理が異なります。しかしながらもっと大雑把にいえば、様々な肉料理によく合うのです。
例えばから揚げやサイコロステーキ、あるいは生姜焼きや回鍋肉などお馴染みのお肉料理にもよく合います。さらに暑い夏の季節であれば、ビールだけでも美味しく感じるのではないでしょうか。
肉とワインを美味しく楽しむコツ
赤いお肉には赤ワイン、白いお肉には白ワイン
お肉には赤ワイン、魚には白ワインがよく合うというのは有名な話です。これは肉に関しても同じことが言えるのです。例えば白いお肉といえば鶏料理ですが、こうした料理には白ワインがよく合います。一方赤いお肉料理には、赤ワインがよく合います。
また食材の色に合わせて、赤ワインと白ワインを飲み分けるというのもよろしいでしょうね。ちなみにワインは、日本では近年多くの人に親しまれるようになりました。ところが、海外では日本人が食事の時にお茶を飲むような感覚で当たり前のこととなっています。
食べる料理によって味わいが違う
ワインを飲みなれない人にとっては種類が膨大な上に、それぞれの味にもクセがあるので飲みにくいという印象が強いかもしれませんね。ところがワインは、食べる料理によって風味や味わいが違うのも事実です。
こうした味わいの違いというのは、同じお酒でもビールや日本酒とは異なる大きな特徴の一つです。従ってワインの中でもひときわクセの強い赤ワインについても、食べる料理によっては美味しいと感じるに違いありません。ちなみに赤ワインには、タンニンが白ワインよりも多く含まれているので渋みが強いのです。そんな赤ワインもすき焼きなどにはよく合います。
肉と日本酒を美味しく楽しむコツ
日本酒に合う定番の肉料理
日本酒に合う定番の肉料理といえば、唐揚げをよく挙げる人がいらっしゃいます。もちろんその他にも、肉じゃがや豚の角煮・手羽先などにも日本酒はよく合います。
日本酒の場合、こうした伝統的な和食料理にはよく合うようになっています。おまけに肉料理に限らず、刺身やあえ物などにもよく合います。
日本酒の種類ごとに合う肉料理
日本酒と一言で言っても、さらに何種類かに分類されます。例えば赤身と脂身の混ざったロースであれば、すっきりとした甘みのある端麗純米酒がよく合うといいます。一方、ヒレやシャトーブリアンなどの赤身の多いお肉であれば、お米の香りの強い純米吟醸酒がよく合うでしょうね。ただし日本酒に合うお肉は牛肉だけとは限りません。
豚肉の角煮などのこってりとした甘みには、三年以上寝かせたとろりとした甘味のある熟成古酒がおすすめです。その代わり脂身の多い豚肉を食べた後、口の中をすっきりさせたい時に端麗の日本酒が適していることもあります。その他にも、生酒は白ワインのように爽やかな甘みや香りがあるので白ワインに若干似ています。なので鶏肉の淡泊な味を一層引き立ててくれるでしょうね。
まとめ
肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインや日本酒が合うとよくいいます。ところが今回ご紹介したように、様々な料理に合うお酒というのがあります。お酒をこよなく愛する方であれば、自分だけの料理に合うお酒を見つけてみるのもよいかもしれませんね。
お肉はなぜ食べると元気になるのか?詳しくはこちら >>さらにお肉が美味しくなる!お肉の栄養について